Lumo Sleep Open Database――公開計画と安全条件

Lumo Sleep Open Database は、Apple Watchと睡眠の基準測定を同じ夜に集め、研究者が再検証できるようにする計画です。

ただし、2026年8月25日現在、参加者0人、収録0夜、未公開です。研究計画には存在しますが、今ダウンロードできるデータベースではありません。「公開済み」「約1,000夜ある」とは表示しません。

項目現在の状態
暫定目標同一手順のApple Watch+PSG、暫定200人以上。主要評価項目と検出力設計の前なので未確定
参加者・記録0人・0夜
倫理審査申請先・承認とも未確定
研究実施施設未確定
参加同意書未作成
公開データなし
DOI・恒久アーカイブなし

なぜ新しいデータが必要?

既存の公開睡眠データは、施設、センサー、睡眠段階の採点、対象者がばらばらです。Paper 17の内部解析では、異なる集団のデータを増やしても性能が上がらず、センサーや睡眠段階分布の異質性が一因だった可能性があります。ただし、これは同じ手順で集めれば性能が上がるという因果的な証明ではありません

目指すデータでは、同じ夜に次をそろえます。

  • Apple Watchの時刻付き心拍・体動・利用可能な睡眠出力
  • 主要な参照測定は、脳波・眼球運動・顎筋電図などを含むPSGと、事前に固定した採点規則による睡眠段階
  • 端末・OS・装着側・欠測・時刻同期の情報
  • 年齢層など、解析に必要な最小限の背景情報
  • アルゴリズムを作る集団と、最後まで触らない外部検証集団

研究用途の簡易EEGを使う場合はパイロットまたは副次解析に分け、PSGと同じ基準測定として混ぜません。採点者はApple Watchの結果を見ずに判定し、一部記録を複数の採点者が独立に採点して、採点者間一致も公開する計画です。EEG誘導、EOG・顎EMG、採点規則、盲検方法、一致度の評価をStage 1で固定します。

「無料公開」より先に必要なこと

睡眠の時系列とHRVは、氏名を消せば安全になるとは限りません。生活時刻、まれな診断、端末情報、心拍の個人らしさを組み合わせると、再識別につながる可能性があります。

そのため、データ収集前に少なくとも次を完了させます。

  1. 倫理審査を通し、研究目的・二次利用・保存期間・撤回方法を決める
  2. 公開範囲を理解した参加同意を得る。後から同意範囲を広げない
  3. 時刻、属性、まれな病名などの再識別リスクを第三者が監査する
  4. 公開層と申請制の管理層を分ける
  5. 利用規約で再識別、照合、差別的利用を禁止する
  6. データ辞書、除外基準、欠測、コード、ハッシュ、版番号を同時公開する
  7. 参加者から削除・撤回の申し出があった場合の運用を決める

想定する二層公開

誰でも取得できる公開層

  • 第三者が再識別リスクを評価し、十分に粗くした集計表
  • 十分に粗くした派生特徴
  • データ辞書、解析コード、模擬データ
  • 研究プロトコル、除外フロー、モデルカード

審査を通った研究者だけの管理層

  • 細かな時刻付き心拍・体動
  • PSG/EEG波形
  • 個人内の複数夜を結べる識別子
  • 再識別リスクの高い属性

「オープン」という名前でも、すべての生波形を無条件に配ることが正しいとは限りません。研究の再現性と参加者の安全を両立する公開方法を選びます。

公開までの判定基準

  • Stage 0:現在――データ0、倫理審査前。公開計画だけ
  • Stage 1――プロトコル、主要評価項目、検出力設計、データ辞書、模擬データ、解析計画を時刻付きで公開し、必要人数を確定
  • Stage 2――少人数パイロットで時刻同期、欠測、装着、安全性を確認
  • Stage 3――Stage 1の検出力設計で確定した必要人数(現時点の暫定目標は200人以上)を同一手順で収集し、学習前に検証集団を固定
  • Stage 4――独立したプライバシー監査と再現性監査を通過
  • Stage 5――版番号、DOI、変更履歴、利用条件を付けて初回公開

今すぐ公開できるもの

人のデータがなくても、研究プロトコル、項目定義、模擬データ、解析コード、否定結果は公開できます。まずこれらを時刻付きで固定すると、後からの変更を発見でき、結果に合わせた評価方法の変更を抑制できます。

このページの更新方針

人数、夜数、倫理審査、公開先、主要評価項目、必要人数、プロトコル、同意内容、プライバシー評価のいずれかが変わった時は、根拠へのリンクと更新日を添えて表を更新します。データが実在する前に「公開データベース」と宣伝しません。

設計の参考資料

  1. American Academy of Sleep Medicine. The AASM Manual for the Scoring of Sleep and Associated Events, Version 3. 更新概要
  2. Rosenberg RS, Van Hout S. The American Academy of Sleep Medicine inter-scorer reliability program: sleep stage scoring. Journal of Clinical Sleep Medicine. 2013;9(1):81–87. doi:10.5664/jcsm.2350

現在は参加募集ページではありません

倫理審査、実施施設、問い合わせ・撤回手順が確定するまで、研究参加者を募集したり健康データを受け取ったりしません。

※ この公開計画は、Feelmoアプリの有効性を検証したものではありません。

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